日本共産党は中越地震の被災者の救援活動のため、センターを設置して毎日働いています。平塚市の共産党議員団も引き続き募金を訴え、ボランティアのご協力をお願いしています。
20日は過去最高の人数のボランティアが参加してくれたという報告がありました。
毎日、参加してくれたボランティアの方からの感想が綴られています。その一つをご紹介します。
何かお役にたてればの一念で10日間活動して
(8日~17日まで、ボランティア活動した三重県の中村正義(30)さんの手記を紹介します。)
先週の月曜日からボランティアに参加しています。私は、三重の台風災害でボランティアをしたことがあって、今回も何か役に立てればと知人といっしょに来ました。
初日から、小千谷市へ救援物資を届けにいきました。お昼前の広場には、テント暮らしの方々が集まってきて、物資を手にしていました。ボランティアのなかには看護士もいて、その場で血圧測定をしていました。そのとき、突然、震度5弱の余震が発生。
血圧を診てもらっていたおばあさんは、とっさに看護師に抱きつき、恐怖におびえていました。その姿をみたとき、私は、大変な被災地に来たんだ、と緊張が高まっていきました。
自問自答しながら
行く先々で、ひっくり返った家など深刻な被害を目にしました。涙ながらに「何とかしてほしい」と訴えられ、私は涙がこぼれそうになるのを必死でこらえ、笑顔で接してきました。それだけに、私ができることがどれほど被災者の救いになるのか、と自問自答しながらの活動でした。
たとえお届けできる物がわずかでも、被災者との心のふれあいを大切にしようと思い、がんばりました。「来てくれたのは、あんたらが初めて」と感謝されたとき、“独りぼっちじゃないですよ、助け合っていきましょう”と励ますことができたようでうれしかった。
避難所や公園で物資を渡しているとき、子どもたちに声をかけ、いっしょに遊ぶようにしました。すると、逆に「がんばってください」と励ます子もいて、その明るさに勇気づけられました。
物資をうけとった子どもがお礼に鶴を折ってくれたときには、目頭があつくなりました。この折り鶴は、小千谷へゆく物資届けの車に、大切に飾っています。
気さくな党の姿にふれて
私は、党員や民青同盟員ではありません。政党というと、普段の生活とはかけ離れた、遠い世界のことでした。でも、救援センターにいる共産党の人たちは、気さくに被災者の方々に声をかけ、弱者の目でみて活動していました。
震災につけこんで名前を売ろうというのではなく、困っている人によりそって活動するのが、この党の本来の姿なんだと感じました。
それに今、行政では県外のボランティアを受付ていないので、インターネットで探して救援センターにくる人もいます。どんな思想信条であっても、何か被災者のお役にたてれば、との一念でやっていました。
いろんな職業や経歴、技術をもっている人がいて、みんな協力しあって持てる力を発揮している。そのチームワークには、お世辞ぬきで驚嘆し、感動しました。
必死で生きる姿を胸に
いま少なくない被災者の方々は、テントや車庫に身をよせあい、必死で生きようとしています。帰る家もありません。それを思うと、私が地元に帰らざるをえないのは大変つらいです。
私は、被災者の方々が、必死で生きようとする姿を絶対に忘れることはできません。まだ多くの支援が必要です。地元に戻ったら、周囲の人たちに伝え、何か支援できることはないかと考え、実行していきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。ボランティアに参加してくださる方是非下記のところにご連絡下さい。
全国救援センター住所
〒940-0833 長岡市笹崎2の2の5
電話:0258-38-5501~2/FAX:0258-38-5503
小千谷センター
小千谷市片貝町10367の19小宮工場2階
電話:0258-84-3426
魚沼センター
南魚沼市栄町697の1
電話:025-772-7566
各種団体の支援活動
青年救援ボランティアセンター
(中越地震救援センター内)
【携帯電話】090-7249-3423
【メール】niigatavol1023@docomo.ne.jp 新潟中越地震救援・復興被災地労働者センター
長岡市笹崎2-3-34
電話:0258-37-8610(FAX兼)