松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

金目で憲法学習会が開かれました

2004年11月21日

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年金者組合の金目班では、弁護士の岡村共栄氏をお招きして、憲法の重要性を学ぼうということで「憲法改悪を許してはいけない」と題して学習会が開かれました。

年金生活のひとだけではなく若い人も参加して、熱心に学んでいました。

近代市民憲法では

アメリカの独立宣言やフランスの人権宣言は、全ての人間が生存に必要な生命、自由、財産についての権利を生まれながらにしてもっていることを確認し、政府はその基本的人権の保障のためにあるとしました。

しかし、この平等権では差別的な待遇を禁止していますが、国民の間に現実に存在している社会的経済的不平等を是正するものではなかったと言います。貧富の差を積極的に是正するものでないため、形式的平等・法の下での平等・機会の平等といわれました。

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ワイマール憲法とは

その後、今までの実情を踏まえさらに先駆的な憲法「ワイマール憲法」が出来ました。

  1. 社会的経済的弱者であっても人間らしい生活を保障するために、生活の保護を受ける権利(生存権)、教育を受ける権利、労働の権利(団結権・団体交渉権など)、母親・子供・老人・障害者等に対する保護、中小企業や中小農の保護などを規定した社会権の保障
  2. この目的を達成するために公共性の強い経済活動についての積極的な制限の導入。「所有権は義務を伴う。その行使は同時に公共の福祉に役立つべき」としました。
  3. 直接普通選挙制度の導入
  4. 性による差別の禁止

この流れに沿って日本国憲法は制定され、進んだ人権の規定を全て備えたものだということが示されました。

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日本国憲法は、世界の中でも優れもの

21日、鉄塔の間から出てきた朝日日本国憲法はこのワイマール憲法からさらに、15年戦争の教訓を踏まえ、二度と戦争をしない国家として再生するために、軍備の不保持と戦争放棄条項を設けました。

世界市民会議では「全ての国が日本国憲法9条に述べられている戦争放棄の原則を自国の憲法において採択する。」ことを訴え、アメリカのチャールズ・M・オーバービー博士は「第9条の会」をつくり「第9条にノーベル平和賞を」と讃えていることを、岡村弁護士は熱く語りました。

このすばらしい憲法が、アメリカの言うがままに動く小泉政権により解釈をゆがめられ、どんどん戦争をする国にされようとしています。かつて同じ自民党政権でも、三木元総理は憲法厳守を貫くために党内でも頑張ってきたことを伴侶である三木睦子さんは語っています。

世界に誇れる日本国憲法の所以を学び、これをしっかり守り続ける運動の重要性をつかむことができました。


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