今年も、寺田縄では小正月恒例の どんど焼きが行われました。お正月にお迎えした神様をお送りする日本の伝統的な行事といわれています。
寺田縄でも地域の大切な行事として受け継がれており、前日には、公民館で地域の小学生を呼んで団子作りが行われました。子供たちは、そのお団子を焼いて食べるのが待ち遠しくてたまりません。
「疱瘡(ほうそう)も軽く、麻疹(はしか)も軽く、悪魔をはらう 悪魔っぱらい!悪魔っぱらい!」と大きな声でいいながら、お団子を担いでどんど焼きにいくんだよと子供たちは元気に教えてくれました。地域の大人の方々が、お団子を作りながら教えてあげたものでしょう。
お正月に使った門松やしめ縄、お守り、破魔矢、祈願成就した「だるま」などを持ち寄って焼き、その火にあたったり、お団子を焼いて食べて無病息災を願います。
どんど焼きの場所にも、神事の締め飾りが飾られました。
各家庭から集まった正月のお飾りが、大きな炎に飲まれていきます。
竹ざおの先につけたお団子が、どんどん増えてきて次々に焼けていきます。
用意されたおしょうゆでお団子を食べて、みんなで一年の健康を願いました。