松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム

我が地域の街灯の守り手

2007年1月26日

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我が地域の、なんとも楽しい街灯の守り手をご紹介します。

我が家に入るところにある街灯、パカパカとついたり消えたり・・・。その後再度電気がついたのはいいがめっきり暗い。そこで自治会長さんにお願いすると、専門にやって下さっているYさんに連絡してくださいました。

すると早速翌日の午前中に、Yさんはワゴン車で来てくださいました。

「ありがとうございます!」と出て行き、

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「何か手伝うことがあったら言いつけてくださいね。」というと、「そうか、じゃあこの手袋やるか?」と滑り止めのついた手袋を貸してくださいました。「これは手伝わねば」という思いを持ちました。

「私が電柱に上がりましょうか?」というと、「おお!そうよ、これからは女の時代だよな。おれなんかすっかり意気地がなくなったからなあ。」と笑う。

「俺なんかが死んだころは、男は子守して女が仕事にいくんだろうよ」といいながら命綱をつけて、電柱の1段上がるごとに綱の位置を一段ごとに変え、さすがに慎重です。作業中に何かあってはいけないという責任感がそうさせているのでしょう。

そんなことを言いながら、どんどんあがっていきました。そこでYさん気がついた。

「あ、悪いね母ちゃん、そこに置いてあるひもを投げてくれる?」と電柱の上から叫びます。

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こんな時、今のわたしのような者がそばに居なかったらまた降りてきて、ひもを持って再び上がっていったはずです。

ここに居てよかったという思いで、紐を持って「行きますよ!」と投げると一度目失敗。二度目に投げると「おお!いいねえ、猫よりましだ。」

わたしも、なかなか電気を取り替える場面に遭遇していない。そこで「カメラで写していいですか?」というと「おお!いいよ!」。

「これを、ホームページに載せていいですか?」というと「おお!でもそんなのに載せたら今度、サインくれなんて俺んとこ大変になるんじゃないか?ええ?ハハハ・・・・もっと前から写してよ、ちゃんと顔が映るようによ!」

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今度はひもにつるした古い街灯をスルスルとおろしてきました。「その街灯をひもからはずしてくれるか」というのではずし、新しい街灯をひもでしばって渡しました。

「これって、私が居なかったら全部上がったり降りたり一人でしているんですか?」というと「そうよ、あんたにそんなことしてもらっていると癖になって、後が困っちゃうよ。今度、助手を置かなくちゃあなあ」。

そういいながら新たな街灯を設置していきました。

「その街灯、電球がついてないんじゃないですか?」というと、「おお、グローランプも電球もないなあ。」・・・・

「降りてこなくていいように、どこにあるか教えてください。」というと「電球は車の運転席の後ろの○○のところ。グローランプは助手席の前!」

いわれたまま、がさごそと探してようやく見つけました。「猫より役に立つでしょう?!」といいながら、はしごに登ってYさんの手に届く途中までもっていきました。

「ああ!俺はたまにのみに行くが今度一緒にのみに行く?」「いいですねえ、時間が合ったらお願いします」

そんなことから、人生の苦労話や生活のことも話題になりました。髪が薄くなったのもそのせいだと、ヘルメットをはずしながら頭を見せてくれました。

今度飲みに行ったらまたご報告します。

楽しいYさん、「寺田縄だけで77箇所あって、そのうち年間大体10箇所取り替える。でも電球の取替えはしょっちゅうだ。これをはじめたのは昭和45年頃からだ。そろそろ替わってもらいたいが、若いもんはヤダって言ってなかなか後継者が居ないんだよ。」と後のことも気にしています。

地域の「安心・安全」の第1歩である「街灯」の取替えが、こんなに大変だということを初めて知り、後継者作りのPRの重要さを実感しました。


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