今年も楽しみにしていた「米づくり体験隊」の田植えの日がやってきました。16日(土)朝9時半に、現地(寺田縄にある旧農総研跡地付近に)集合です。
昨年も参加していた方々とは1年ぶりの再会です。ところが、1年ぶりのはずなのに、とても親しい間柄のように自然と打ち解けてしまうのがこの行事の醍醐味です。
昨年おなかが大きかった若いお母さんが、「あのときおなかにいた赤ちゃんを連れてきました。」と、嬉しそうに生後6ヶ月ほどの可愛い赤ちゃんとだんな様・お兄ちゃんになった2人の坊やと一家5人で参加した方もいました。
「なんだか、ここに里帰りしてきたみたいだね」と皆で喜び合いました。
そこへ、突然タクシーが・・!
「田植えにタクシーで来る人もいるんだ!」と驚きの一瞬。すると、次々と降りてきたのは外国の方々ではありませんか。二度びっくりです。
ローレンス市にあるカンザス大学の学生さんたちが、ちょうど平塚にホームスティでこられていて、是非体験したいということで急遽参加することになったとのこと。今年は、外国からのお客さんも加わりとてもにぎやかな「体験隊」となりました。
体験隊を指導してくださる「はっぱ会」の皆さん、主催者である農産課の方々からのご挨拶をいただき、段取りや説明を受けました。
さあ、いよいよ田んぼに向かって進みます。人数が多いため、長い行列となりました。
カンザスの方も、生まれてはじめての体験でしょう。それぞれに苗を持って、裸足で田んぼの中に進みます。
今年も、子どもたちに体験させたいと「親子連れ」がほとんどでした。「水があったか~い!!」と子どもたち。好天に恵まれ、田んぼの水もぬるま湯のようです。
田植えが終わって、泥んこの足をすぐ横に流れる用水で洗います。なんとも行き届いた水田地帯ではありませんか。
子どもたちと一緒に時間をかけて植えた田んぼの空いたところを、今度は現代の機械で田植えをして見せてくれました。さすがに早くてきれいに植えていきます。それはもう見事!
この便利さは、経験してしまったらこたえられません。しかし、この便利さの高いこと!これが農業経営を悩ませているのですね。
今回の田植えも、楽しいうちに終わりました。次回は7月、田んぼに生える草をとる作業でみなさんと再会です。
近くには、春に農産課が種を蒔いておいたポピーや忘れな草などの花がきれいに咲いていました。