3月24日には県知事選挙告示、今日は県議会選挙の告示日でした。しかし、異様な雰囲気の中で進められています。候補者の声が聞こえない。宣伝カーも回ってこない。
こうなったのは、「東日本大震災」で大変な被害を受けた方々を考えたら「自粛」すべきだという議論からです。共産党は国会でも「今は被災者救援に全力を挙げるときであり、選挙は6カ月程度延ばすべき」と主張しました。ところが、選挙はするべきだと主張したのは自民党・民主党・公明党等です。
ところが、選挙になったら「自粛せよ」「音を出すのはいかがなものか」「宣伝カーの時間も短くすべき」といった、選挙運動そのものをさせないような動きと雰囲気を作り出しています。
本当にこの選挙のやり方を「被災者」は喜ぶだろうか。どうやったら、こんな大災害を防ぐことができるのか、防災の在り方を真剣に議論すること、各行政としてこの大惨事に今後どう支援していくのか・・様々な議論がされるべきときです。
今「自粛」を言うなら、最初から選挙の延期をすべきだったのです。選挙はするが、宣伝カーでの演説は控えるべきという論調は「自分たちの政党がこれまで進めて来た原発推進、防災対策への不備を追及されない」ための逃げの戦法と受けとられても仕方ありません。
地域でも「選挙自粛しろって言うなら、延期すればよかったのに。言っていることがおかしいね。」「議論抜きで、現職や力のあるものが必然的に当選するしくみをつくってしまう。暗闇選挙だね。」という声を聞きます。
とにかく、正々堂々と戦う選挙でないことは確かです。
私達の事務所にいただいた花