今日は、3月議会の最終日となりました。初めに議長から、東日本大震災の被災者の方々に対しお悔やみの言葉を述べられ、全員で黙とうを行いました。
そのあと、大藏市長任期最後の議会でもあり、市長の挨拶でこの間の思いを語られた中には胸詰まる思いもありました。
私達共産党議員団は、今回の一般会計予算に対しては、「市民の収入が急激に落ち込んでいる時に、国保への繰出金を減らし、被保険者に転嫁するやり方はすべきではない」という立場から反対をしました。
しかし、大藏市政8年間、多くの業績を上げられてきたことに対しては感謝の念に絶えません。
分かりやすい市政、市民とともに進める市政ということに精魂こめて来られたこと、市民の声を聞くという姿勢、これら一つ一つが私の心にしっかり残っています。
私が議員になった年に、市議から市長になられた大藏市長には色んな事をぶつけて来たな・・・と、申し訳なくも思いますが、市民の立場からすれば当然のこと。
ただ一つ、平成19年7月の集中豪雨で東部ポンプ場が機能しなくなり、地域一帯が大変な冠水となった時に、地域住民の方々に多大な迷惑をおかけしたことを、市長は一手に受けて前面に出て謝罪されたことは、やはり「あっぱれ」でした。
男女の差を言うのもおかしいですが、「大概の男性でもできない度胸と誠意の持ち主」だと今でも思っています。市民の厳しい批判の嵐の中で、凛とした態度で謝罪し、一手に批判を自身で受けたあの時の市長を多くの人は知りません。
私は住民の方々の思いは当然であるという立場でその場に参加したのですが、それを一手に受けて謝罪する女性市長の姿にも惹かれたことを、懐かしく思い出しながら議場における市長最後の姿をこの目に焼き付けたのでした。