昨日、早朝配達の車の中でショッキングなニュースが・・・。川崎でヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンと百日咳等の予防接種を受けた乳児が死亡する事故が起こったーーと。その数日前から続けて小児3人がヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンの同時接種で死亡しているという。
このワクチンは同時接種しても問題はないといわれ、平塚市議会3月定例会の中でも「6ヶ月検診などと合わせてできないのか」という質問もあったもの。
ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの同時接種は大丈夫とは言われていたが、百日咳等いわゆる「3種混合」までも同時接種してもいいと聞いた時は、「そんなに色んな種類を一緒にしてもいいのかな・・。」という思いを素人の私ですら頭の隅をかすめた。
これによって、公費負担を当面中止との通達があった様子。何種類もの病気を予防する注射液を同時に注入することをOKとした根拠がどうだったのか。
皆の願いであっても、拙速な判断で進められると、今後の施策においてそれぞれの自治体が犠牲者を出さないようにと「様子見」となって、いいことが逆に進まない原因にもなってしまいます。しっかりと原因究明して、自治体が安心して「どうぞ!」と言える予防接種にしてほしいと思います。
神奈川新聞の記事を紹介します。
川崎市は4日、DPT(ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合)と、細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの計3種類の予防接種を受けた同市内に住む生後3カ月の女児が死亡したと発表した。死亡例は兵庫県宝塚、西宮の両市、京都市に続き全国で4例目。
厚生労働省は同日、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンなどの接種後に乳児らが死亡したのを受け、公費での接種費用補助をしているこの2種類のワクチンの接種を当面、見合わせることを決め、自治体に伝えた。
厚労省によると、4例ともワクチンの接種と死亡との因果関係は不明。今後専門家による調査会などを開いて検討する。
川崎市健康福祉局によると、兵庫県で幼児2人が死亡した報道を見て、女児の母親から同日午後2時50分ごろ、市内保健所に通報があった。女児は2月17日に市内の民間診療所で接種し、3日後の20日午前8時ごろ、呼吸停止状態になっているのを母親が発見。市内の民間病院に救急搬送後、死亡が確認された。女児に基礎疾患はなく健康だったという。同局は「予防接種との因果関係は不明」としている。
川崎市は2011年度から、ヒブ、小児用肺炎球菌の両ワクチンなどを公費で全額負担する予定だったが、「国の指示に従って当面見合わせる」としている。今回のヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの接種は任意だった。
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