大神地域のボートピア(競艇場外舟券売り場)や、黒部丘の大型パチンコ店建設には反対です。
いま、大神地域にボートピア建設の話が浮上しており、それに反対する住民運動が起こっています。さらに、黒部丘では自治会を始めとした住民の強い反対運動にもかかわらず、パチンコ店建設が始まっています。
私たち共産党はなぜギャンブル場建設に反対するか。
それはギャンブルにのめり込む事で、生活破綻に追い込まれるケース、また犯罪にもつながるケースが非常に多いからです。また、ギャンブル施設は、教育環境に良くないと言われます。それは、犯罪の道に進むことと、巻き込まれるという両方の危険性があるからです。今、パチンコ業界は22兆円の巨大産業になっており、「パチンコ依存症者」は推定100万人といわれています。
どんな犯罪が起きているか
(1)パチンコ代ほしさに盗みを働く(2)パチンコで負けた悔しさから暴力事件をおこす (3)パチンコによる借金を返すあてがなく会社の金を横領 (4)パチンコに夢中になり、車内に置き去りの子どもが死亡・・・。報道されるのはほんの一部だといわれています。
パチンコする人 過去10年間で最高
「レジャー白書 2009」によると、H20年度のパチンコ参加人口は1,580万人、前年より130万人の増。年間費用は平均12万2,900円、年間回数は29.6回といずれもこの10年間で最高となっています。
すられても懲りない依存症
大金をすられたあとは、誰もがもうやめようと思っても、一晩たつとまたやってしまう、これが依存症です。パチンコで財産を失い、家庭が崩壊するような被害を出さないために、行政もこうしたギャンブル被害の実態をつかみ、対策を講じる必要があるのではないでしょうか。
市民の方から、こんな声をいただきました。
○ 私の勤め先は、下請けで線路のレール交換や除草を行っている。雨で作業ができない時や、給料日の翌日など、寮は空っぽ。パチンコに行っているらしい。パチンコはヤラレル時が多いらしく、しばらくすると、前借りをさせて欲しいという申し込みが殺到する。このため、次の給料はほとんどないに等しい額しか渡らない。こんなことを繰り返している。「やめたら?」と助言するがどうしてもやめられないようだ。パチンコはギャンブル。生活の破綻を招く。(市内在住 男性の方より)
○ 私が40代の頃、同僚の奥さんが「夫は、子どもが大切に貯めていたお金まで全てパチンコに使ってしまった」と話していたことを思い出す。彼は、普段は子煩悩でクリスチャンだった。実は私もついにハマッテしまったことがある。借金を作るまではなかったが、給料が出ても数日で小遣いがなくなる・・、こういうことが20年近く続いた。今考えるとバカバカしい。あの時、子どもに小遣いを上げたほうがよっぽど良かったと思うこの頃です。 (平塚市御殿在住の方)
写真:左から松本・高山(くらし福祉相談室長)・渡辺団長
写真:福島県のパチンコ会社ニラクに抗議行動