昨日から3月議会の代表質問が始まり、3つの会派が質問しました。その中で共通して問われたのが「仕事の点検作業」で休止・廃止することに決めた事業について、関係した団体に話をしたのか、説明したのかという点でした。
今回、仕事の点検作業で「不要」とされた事業、市が「廃止」と決めた事業で、高齢者ふれあいバス事業、健康フェスティバル、馬入の渡し、湘南ひらつか大盆踊り、海洋少年団交流事業、建築確認事業があります。
今回の市長の答弁では「今回の予算が可決したら市民の方々に説明をしていく」というものでした。市民からこの件では多くの不満の声を聞いています。
「ふれあいバスカード」の件では、地域の老人会でもまったく聞いていないという。日頃おとなしい高齢の方も「あれはまずいですよ」と厳しい口調でした。
健康フェスティバルは、22年間もの間、多くの団体が参加してやってきた大きな事業です。H20年度は44団体の協力で3万5000人の参加と報告されています。市の予算は300万円位しか使っていない事業であり、予算がないからだけでは説明がつきません。
長年の協力団体にしっかりと、市がやろうとしていた目的が達成されたのか、これからの課題や今後どういうものにつなげていくのか市民に説明が必要と思います。その事前の説明なしに「決まったことですから」では、市民との信頼関係など作れないのではないでしょうか。
市長は、「行政と市民との協働」これを就任時から一貫して言ってきたことだといいます。市民との信頼関係をつくって、市民と協働のまちづくり、市政運営を目指している市長。私もそうした姿勢を尊敬している一人です。
これからもこの「仕事の点検作業」は項目を増やしてやっていくといっています。市が決めた「特定の市民」に「有無」の判断をゆだねるやり方は問題です。