松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

県の「在宅重度障害者等手当制度」改正に、多くの反発の声

2009年11月4日

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神奈川県は、平成22年度から「在宅重度障害者等手当制度」の「改正」を10月20日付けで発表しました。

対象となるご家族から、「ひどいです。障がいの程度が低いと何をもって言うのでしょうか。普通に歩き、話せても、健常者にない大変な出来事が次々起こり(起こし)、精神的にも金銭的にも思いもよらない負担が続いています。もう、死んだほうが・・と思うことが何度もあります。年間2万・3万円といえどどんなに助かっているか・・。切られては困ります。」と切実な実態を聞いてきました。

重度障害者の方の障害者年金は、1級でも月8万2千円、2級では6万6千円程度です。障害のある人が作業所や施設で働いても収入は微々たるもの。作業収入より昼の食事代のほうが多いと苦笑する人もいます。

そうした厳しい生活のなかで、3級などの重度障害者に準じる方で年額2万5千円、重度障害者で年額3万5千円、重度重複障害者で年額6万円が支給される在宅重度障害者手当は、生活に不可欠の収入となっています。

神奈川県は、昨年10月から、重度障害者医療費助成制度を見直し、通院1回につき200円の自己負担を導入したため、平塚市では、通院自己負担分を個人に負担させないで、市が負担しているのです。その上、65歳以上の方が新規に重度障害者となった場合は助成制度の対象から外しました。

今回の「改正」で県は、対象者を重度重複障害者等のみ6万円の支給に絞りこみ、13万人に出してきた手当を8千人に削減し、いままでの予算額を44億円余から5億円程度に大幅削減するとしています。

この件を10月20日に発表し、各人に通知を出しました。その翌日から県には電話や問い合わせが殺到し、11月2日時点で「3500件」の問い合わせが来ているといいます。

21日(発表翌日)には1日で900件もの抗議・問いあわせがあったとのこと。県では「多くがなぜ手当が無くなるのかという問い合わせ」であると言っていますが、抗議にほかなりません。


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