5日、神奈川県母親大会(第29回平塚母親大会 同時開催)が盛大に行われました。今年は平塚市での開催とあって、選挙の前から実行委員会の方々を中心に皆で力を合わせて取り組んできました。
先日4日にはこのホームページでも宣伝させていただきましたが、大変多くの方々が参加してくださり、嬉しい悲鳴となりました。
午前中は、崇善公民館・市民センター・市民活動センターといくつもの会場に分かれての分科会。私は、市民センター大ホールで「不都合な真実」という環境問題を取り上げた映画のスイッチ係りでした。営業用DVDをプロジェクターで映す役。司会者が挨拶している間、画面を隠し、スタートとなったら画面を開けてスイッチオン。簡単な操作でありながら、事前にDVDの頭出しで苦心したため、失敗したら・・・とハラハラものでした。
昼食をはさんで、午後からは全体会。県立平塚聾学校の鼓舞子(こぶし)による和太鼓の演奏は、やはり平塚の顔。一気に気分が盛り上がります。次に「親子リズム」が体操の披露(一番上の写真)。可愛い子供たちのしぐさに大笑い。
開会宣言は実行委員長の高瀬さん(平塚市)。
毎年、開催地の首長より歓迎のご挨拶をいただきます。今年はわが市の大藏市長から。あとから「盛況でしたね!」とうれしいお言葉をいただきました。
次は、ゴスペル・クワイア“ワン キューブ”によるコーラス。これも「平塚の文化」の顔です。平塚市を中心に活躍していますが、どんどん羽ばたいて行ってほしいグループです。今回は、時間の関係で3曲のみとなりました。
いよいよメーン講演、二宮厚美さん(神戸大学教授)の「人間らしい豊かなくらしを!」です。弱肉強食といわれる昨今の社会のひずみ、貧困層の拡大の中でどういうことが起こってきたかなど、わかりやすく語ってくださいました。
毎年、この講演を聞くのが楽しみなのです!それは、納得いき、共感できるということが、こんなにも心を元気にしてくれるものなんだ・・と感じられるから。
講演の後、県内で闘っているそれぞれの運動の報告がありました。平塚からは、「ボートピア」という競艇の船券売り場建設反対の運動。大神地域の広大な農地に全国一のギャンブル場を建設しようという動きに反対している運動の報告です。
年金者組合からは、「最低保障年金制度」の確立を!と訴えました。
藤沢では、武田薬品が住宅密集地で「バイオ・動物実験」による新薬開発のための研究所を建設しようとしている問題が起こっています。
農民連では、日豪によるFTA、日米のFTA(自由貿易協定)に対する反対運動です。日本の農業を守り、食糧主権を訴えています。
資生堂で働く職員が不当に解雇され、撤回を求める運動が起こっています。
横須賀に駐留している米海軍兵に、奥さんが殺害されたのは06年1月3日。あれからもう3年半がたちました。佐藤さんらは、二度とこのような事件が起こらぬよう、「公務時間外の兵士に対しても米軍は監督義務がある」とし、日米地位協定に基づき国の賠償責任を求めています。
平和や子どもの幸せを願う運動の新日本婦人の会、建設組合婦人部の健康と営業を守る運動の紹介もありました。
最後に、「お母さんの大会が終わるまで保育室で待っていた子どもたちの紹介」です。
お母さんが生きる元気を充電する時間、保育室で保育の先生たちと待っていた子どもたちに「お疲れ様!お母さん、元気もらったよ。明日からまた頑張るからね」と、子供たちの協力をたたえるこの瞬間が大好きです。
生命(いのち)を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます
このスローガンは心にジーンとくるものがあります。さらに、待っていてくれた子供たちを舞台に上がってもらって称えること、この精神が好きです。来年は茅ヶ崎です。