朝、近所に住む友人が菖蒲を届けてくれた。「あ~、今日は5月の節句だったんだね」。
今夜は、ありがたく「菖蒲湯」に浸かりながら、小学生のころ、国語の教科書に載っていた詩を思い出していた。
しょうぶゆ
しょうぶゆはいいな
しょうぶの匂いがツンツンするよ
あおい葉っぱが浮かんでて
ホタルが隠れているみたい
しょうぶでお父さんのせなか
ゴシゴシこすったら
赤い筋がついちゃった
他愛のない詩だと思いながらも、45年以上たっても忘れない詩だ。
きっと生涯「菖蒲湯」に入るたびに思い出しては口ずさむことだろう。