松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム

へその緒

2009年3月31日

久しぶりにブログに向かうというのに唐突ですが、皆さんのお宅では子どもの「へその緒」をどうしていますか?

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先日子どもたちが来て、家族みんなで食事をしたときのこと。子どもたちの小さい時からの思い出の品をしまっている話になりました。

成績表や、娘が2歳半ころに描いた絵などもしまっていることから話は「へその緒」に・・。

「どんなになっているだろう」ということになり、2人の子どものへその緒を出してきて、約30年ぶりの「ご対面」となりました。桐の箱から娘のものを開けてみました。

そうっと「怖いもの見たさ」で紙の包みを開いたけれど・・空っぽ・・・?と思いきや、紙の端にくっついていて、床にコロンと軽い音を立てて落ちました。

「こんなになってる~!なんだこれー」ひからびた小さなへその緒を拾い上げて、みんなで大笑い。

次に息子のへその緒を開けてみました。息子のは、プラスチックのケース。あけたとたんに、紙の上まで細かいカビが・・・。

「ワッ!」・・・皆の中に戸惑いの空気・・。

さすがに私も、いい結果が見込めない気がして、黒くて細かいカビの粉にまみれた小さな包みを、そのまま元に戻すことにしました。プラスチックがいけなかったのでしょうか・・。

日本人って、なぜか子供のへその緒を大切にしまっていますよね。大切な子供が生まれたとき、母親から栄養を受けて大きくなった親子の証し・・。母親にとっては大切な「記念品」であり、大きくなった子供にとっても「興味」の品であることは確かです。

夫は「おれのへその緒は、ばあさんが病気になった時に煎じて飲んだから、ない」といったので、嫁さん含め3人の子供たちは一斉に「えーっ?!」

昔は、大病したらへその緒を煎じて飲むと助かるという「迷信」がありましたが、それを実行したおばあちゃん。「それで治ったの?」「うん・・。」少々力のない返事。

その後生きておられたのですから、治ったのでしょう。それのおかげかは別として・・。

30年ぶりに皆の前に御披露されて、家族みんなで盛り上がった「へその緒」でした。


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