平塚市黒部丘、湘南倉庫横にあった住宅展示場が今このようにまったくの更地になっています。
そこにはこのような看板が立てられており、すでに2月27日には住民説明会も行われたといいます。
敷地面積 10,792.02平方メートル
店舗 地上1階 高さ9.95メートル
駐車場 地上2階 高さ9.95メートル
棟数 3棟
事業者 株式会社ニラク (福島県郡山市)
このニラクというのは、パチンコ事業者で、すでに関東・東北を中心に数十店舗を持っています。会社概要を見ると神奈川県内につくるのはこの平塚市が最初とみられます。
平塚市まちづくり条例では、建物高さ10メートル以内になると、近隣住民への説明範囲は「開発区域から10mの区域」、周辺住民への説明範囲は、「開発区域から20mの区域」となっていますが、東海道線の線路や道路、JT跡地などがあり、条例で言う周辺20メートル以内には住民が住んでいない地域です。
しかし、パチンコ台数600台、駐車場には400台からの車が出入りするわけです。住民がいなく、説明会を開いたが誰も来なかったでは済まされません。
ここは線路に面した行き止まりとなっているために、車は八間通りから来る地下道の上を通る以外にありません。否応なしに、桃浜町の方面に車は行くことになり、新たに日々数百台の車が出入りするとなったら、周辺の生活に大きな影響を与えることになります。
近隣住民及び周辺住民の範囲の規定の中に、 「開発事業に伴う工事車両の進入、退出その他の理由により生活環境等に著しい影響があると市長が認めた区域 」という項があります。
20メートル以上離れていても、まさにこれに該当するものであり、再度の住民説明を求める必要があるのではないでしょうか。