今日は、9時半から大磯町役場で「総務建設常任委員会」が開催され「ごみ処理広域化」について傍聴してきました。
理事者側からは町長・副町長、部長、環境美化センター所長と担当課職員が出席し、活発に議論されていて、表面的な回答ではなく、なぜか新鮮さを感じました。
委員からの質問では、
- ごみ焼却施設は315トンと決めて出発しており、ごみ減量化計画を具体的にどうするか、まったく話し合われないうちに、炉の大きさが決まること自体やることが逆ではないか。
- 何を減量化するのか、大磯町のプラクルの分別はどう進めるのかなど、全く明らかになっていない。これでは、何度会議をやっても具体的に煮詰めようがない。ごみの減量化を具体的に進め、ごみの量が前提となって炉の規模が決まるのが、筋ではないか。
- 他の仕事は後にしても、まず先にごみ減量化をどうするかではないのか。
と「減量化」問題が次々出され、これに対し、来年度の秋(今年の秋)から、食用廃油、生ごみ処理器への補助、シュレッダーの紙の資源化などをやっていくという答弁がありました。
こうしたやり取りの中で、副町長は「これまで、町民の声を聞くことはやってきた。しかし、その後の実施がいつまでも行なわれていないことはまずいと考えている。減量化の数字を示して具体的にやっていかなくてはならない。副町長自らもやっていく。」と決意をのべられました。
そして、「315トンありきではない。今回の要求水準書案でも『315トン以下』としており、280日稼動を前提とした計算であり、これを多く稼動させることもできる。もっと小さいものを作るのが当たり前と考えている。」とも述べられました。
平塚市の人口と大磯町の人口では9:1。大磯町住民にとってこの違いは大きく、いろんな計画が平塚主導で押し切られるのではという危惧を抱いていることもよくわかり、いい勉強になりました。
現在の平塚市の焼却場の模型