私は議員になった2003年最初の6月議会でも、障がい者の方々に「脱施設、地域で生活を」というなら、グループホームへの家賃補助が自立には何としても必要だということを訴えてきました。
それから5年、神奈川県内で家賃補助をしていない市はほとんどなくなり、平塚市内の障がい者の家族や関係団体の、「早急に家賃補助を。」「私たちが元気なうちに、子供の自立した姿を見たい。」という願いは切実です。
この9月議会でも、「グループホームへの家賃補助を」「障がい者がグループホームで生活するための体験の場の確保を」を求めて質問をしました。
それに対し、福祉部長は
移行訓練の場の確保では、受け皿である事業所の空き部屋や人員を確保するなどの対応は経営的に難しいと考えている。県の補助メニューにもあるが、対象が入所施設から地域生活移行を予定している障がい者となっており、在宅の方は対象でない。
そこで、市はグループホームの設置促進を図るとともに、活用方法を検討していきたい。県に『グループホーム・ケアホーム体験事業』をもっと利用しやすく、現実に機能するよう働きかけている。グループホームの家賃補助に対しては、できるだけ早い時期の実現に向け、効果的・効率的な支援策を構築したいと考えている。
と回答しました。
県内で家賃補助をしていない市は、平塚市を含め2市のみとなり、平塚市の障がい者団体や施設からも「同じ県民でありながら、格差が生じている」ということに不満を募らせている。早急に、地域格差をなくし、障がい者自身も家族も安心して暮らせる基盤を作っていただきたい。
という再質問に対し、福祉部長は、
その必要性は大いに感じている。事業者のご理解をいただきながら、十分検討して推進していきたい。
と回答。事業者とも充分協議し、まず一歩を踏み出していただきたい。
我が家の畑の周りにも「彼岸花」が。
稲刈りを待つ田圃。