皆さん、平塚市はこの9月議会で「猫の不妊・去勢手術」の助成制度を拡大することを明らかにました。昨年、「平塚のら猫を減らす会」の方々の運動で、ようやく猫の不妊・去勢手術には補助が出るようになりました。
しかし、7月25日のこのブログでもご紹介しましたが、この制度が多くの市民が望んでいた「のら猫を減らす」という目的を達成するには不十分であり、せっかくできた制度が利用されていないことがわかりました。市民団体の方々は、市の「情報宅配便」で担当課の職員にも来ていただき、活動状況や問題点を語りました。
市は早速要綱の見直しを行い、来月10月1日から実施することを決めました。
第1条件の「市内に住所を有し、生後3ヶ月以上の猫を飼養していること」が「市内に住所を有し、猫は生後3月以上であること」となり、のら猫もOK!第2の「市税等を滞納していないこと」は変わりません。第3「当該年度内で、一世帯1匹とすること」が「当該年度内で、一世帯5匹まで」に拡大されました。さらに、第4として「手術後は、動物愛護の精神で対応すること」という文言が付け加えられました。
手術をお願いする獣医さんの範囲も拡大され、「平塚市及び平塚市に隣接する市町に開業する獣医師が行う猫の不妊又は去勢の手術とする。」から「神奈川県内で開業する獣医師が行う猫の不妊及び去勢の手術」となりました。
補助金の額は
1. 不妊手術(メス) 1匹につき3000円
2. 去勢手術(オス) 1匹につき2000円
から
1. 不妊手術(メス) 1匹につき5000円
2. 去勢手術(オス) 1匹につき3000円
になりました。
「のら猫を減らす会」の方々の真剣な活動が、市を動かしました。私も猫を飼っている者として、不幸な猫、人から疎(うと)まれる猫を見るにつけ心が痛みます。少しでも、要綱の見直しでそうした猫が減っていくことを願っています。
息子のそばで、何をするかと様子見の猫たち(手前からシー、ララ、エル)。