6月27日、市民センターで行われた「ひらつか・9条の会」主催の小森陽一さんの講演は、一言で言うと、早くて、厳しくて、鋭くて、優しくて、ためになって、面白い—というのが、まず感想です!
なんといっても小気味いい。その時々に起こった政治の流れと今の状況がどうつながっているのかを、スパッと解明。常に「どうしてこんなことが起こったのか」を考える時に大事なのが「記憶力」だと言います。「前にもこういうことがあった。その後、それはどうなったか。」そこを頭に入れて考えることだと言います。
自民党が出してきた「新憲法草案」がいかに国民のためでなく、自民党政府とアメリカがうまくいく内容になっているかを、今の憲法と改憲草案の条文を比較しながら説明してくださいました。
しっかりと根拠を示して説明されるので、「ガッテン・ガッテン!」。
全国にもっともっと「9条の会」が出来て、今の日本国憲法の素晴らしさを知る機会が増えてほしいと思います。世界の国々では、日本の憲法9条にある「戦争の放棄と武器を持たない」という条文を、欲しくても手にできないまま、戦争の犠牲となって殺されている実態を知ったら、日本の憲法を変えようなんて思えないはず。
27日の講演会に参加した人たちが、平塚を拠点に「9条の大切さ」をさらに広めてくれたらきっと大きな力を作っていくことと期待しています。
この日は、腹話術の「ゴローちゃん」も出演し、会場を盛り上げてくださいました。この講演会には平塚市議も数人参加されました。