総事業費4億7400万円余
中原公民館は、昭和47年に建築されすでに36年が経過しました。老朽化と施設の狭隘(きょうあい)化が課題になっていた中原公民館は、いままでの建物面積は430平方メートルでしたが、新しい公民館は927平方メートルと2倍以上になります。
和室1、会議室2(区切って3つにすることができます)、図書・談話コーナー1、調理実習室1、視聴覚室1、団体連絡室1、大ホールと部屋数も増え、これからますます地域の拠点として活躍してくれることでしょう。
公民館を利用する「受益者」は個人ではなく「地域」である
平塚市社会教育委員会議が平成18・19年度の2年間にわたり、平塚市の公民館の在り方を検討し、「提言書」をまとめ上げました。
それには「平塚市の地域公民館(25館)は、生涯学習の場であると共に、その地域での『まちづくり』『コミュニティづくり』の拠点となっている。それはそのまま市全体の『まちづくり』の骨格ともなりうるものである。
(略)『人づくり』『コミュニティづくり』といったソフト面に対する平塚市の強い姿勢として『原則無料』を貫くべきである。」とし、「『受益者は地域である』という基本的な姿勢のもと、その中心的存在である公民館をすべての地域住民にオープンにしておくことが大切であろう。」と提言しています。
公民館がそうした役割を十分果たすためには、有料化せず、行政として積極的にかかわって運営していくことが重要であるということが記されていて心強く思いました。
今までの公民館はすっかり解体されました。
工事現場には、震動や騒音の掲示も行っています。