定例行政報告より
1.基本計画(案)の考え方
駅前広場のバリアフリー化の考え方として、平面移動によってバス、タクシーに乗降できるようにするとともに、身障者乗降場の配置やエレベーターによる地下と地上との移動の円滑化を考慮した。
(1) バス乗降場は、現在の17か所から16か所とし、駅前広場の外周部及び駅前大通り線の歩道を拡幅して設置し、歩道から直接乗り降りできるようにする。
(2) タクシー乗り場は、おおむね現在位置とする。タクシープールは、現在の位置から北へ移動して、現在よりも少し多い台数を確保することとする。
(3) 身障者の乗降場は、ラスカのメイン階段の直近とする。タクシー降り場と共用とするが、身障者車両を優先するよう、タクシー協会と協議済みである。
(4) 一般車の乗降場は、広場内の2つの島とし、エレベーターを設置して地下道との上下移動を円滑にする。また、ラスカ前の柳の付近にも、地下と地上を結ぶエレベーターを設置し、駅への動線を確保する。
(5) 宝町方面から駅広場への進入については、動線の交差を避けるため、歩道形状と交通規制によって進入禁止とし、安全に配慮する。
(6) 一般車乗降場の北側に、バス待機場所を設け、定時運行ができるようにする。またその北側に転回用の通路を設ける。
(7) 転回用の通路の北側には、緊急車両用の駐車スペースを確保する。
(8) タクシーと一般車のレーンをカラー舗装で色分けすることや、路面表示をしてわかりやすい動線にする。
2.スケジュール
基本計画(案)をまとめ、各関係機関へ説明していく。
詳細設計を進め、全体施工計画を交通事業者と協議し、効率的な工事スケジュールを確立し、年度内の完成を目指す。
3.平成20年度当初予算額
3億5,251万円
この事業を進めるにあたり、市民からは「地下道通行者の減少に伴う防犯対策はどうなのか」という心配の声も出ています。それに対し、市は ①エレベーターをガラス張りにして外からも見えるものにする ②地下道の明かりに考慮する、など検討を進めるとしています。