7日(月)に入学式を終え、「いよいよ今日から登校」という8日のこと。夜中からすごい嵐となりました。
私は、毎週水曜日に小学生の登校班の「見守り」に付いていくのですが、「いくらなんでも、初日にこんな嵐では、『水曜日』なんて言っていられない!」という思いで、家のそばの登校班が集まる場所に行くと、近所の方も気にしてくださり、ワゴン車で班の子供たちを学校まで送ってくださいました。
その先のグループのところでも、その班の親御さんがみんなを車に乗せてくださいました。「よかった、よかった!」
大急ぎで、その先の班へと走っていきました。どこの親も車を出せるとは限りません。案の定、新一年生が皆と歩いているグループでは、あまりの強風に傘をあおられて「半べそ」。
「傘をすぼめて風が吹く方向に向けなさい!」とすごい雨音の中で少々大きな声で教えても、こんな時に自分で傘をさして歩くことがなかったのでしょう。風の力が強く、今にも泣き出しそうに必死に傘を支えていました。「ガンバレ!」
そういう私も、ズボンがびしょびしょになってズボンの生地が足にまとわり、みっともない姿に……。容赦ない風雨はさらに力を増して、家並がなくなった畑の広がる道に来たら、突風となって子供たちを襲いました。
傘は一年生の手から離れ、畑の中を風に任せてどこまでも飛んでいきました。それを追いかけて、雨でゆるくなった田んぼのあぜ道を子供が必死になって走る。「ストップ!行かないで!!私が持ってくるから、待ってなさい!」子供も大人も必死です。
半べそかきながら、戻ってくる子。反対側の道からその傘を拾ってくれたよそのお母さん。
こんな日でも、前連合自治会長の片山さんは、いつもと変わらず、車の通行の激しい道で立って、子供たちとあいさつ代わりの「手のタッチ」で、見送ってくださいました。
この日は地域のみんなに支えられて、子供たちは無事に登校できました。見守りの帰りには、突風で壊れた傘を2本持って帰りました。これからも頑張れ、一年生。