前代未聞の国が主導の高齢者いじめ「後期高齢者医療制度」が、いよいよ4月から始まってしまいました。こうした人間の命に政府自らが見切りをつけるやり方を、この日本が始めたのです。提案者である自民・公明両党の責任は大きく、世界に恥ずべき政治です。
内容をできるだけわからないように、高齢者に刺激を与えないように、野党4党が懸命に反対する中で、国会の数の力をかりて施行してしまいました。
だから、内容がわからない。新聞の折り込みで来たけど、よくなるのか悪くなるのか、読んでもさっぱりわからない。高齢者をなんだと思っているんでしょう。私の保険料はいったいいくらになるの?という問い合わせがよく来ます。
今度政府は、「後期高齢者」というネーミングからして高齢者を侮辱しているという多くの批判を受けて、首相自ら「長寿医療制度」にしようですって!?高齢者に対し、輪をかけて馬鹿にしているではありませんか!
内容自体が高齢者を年齢で差別して、「いずれ死を迎える」とばかりに医療にまで差をつけておきながら、その考え方を変えずに名前だけ「長寿」に変えて、誰が喜ぶというのでしょうか。
自民・公明政府がやろうとしていることは、あまりにも人の心をなくした政治です。このような人の命を大切にできない政治は、人の心を壊し、国を滅ぼしてしまいます。どんな名前になろうと、高齢者いじめの「後期高齢者医療制度」は即刻中止させるべきです。
どんな小さな生き物だって、命の尊さを知っています。(市民プラザで行われている陶芸展「小川麻美さん」の作品より)