17日に議会が終わり、山積していた地域の仕事が待っていました。
午後から我が家の前にある事務所に仲間が集まり、みんなで事務の見直し、確認作業。その後、地域の支持者宅に伺い、まだという方に「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める署名」をしてもらいました。
「本当に、政府は何を考えているんだろうね。国が言う言葉じゃないよ。」と、地元で会社を経営している社長さんも怒りと情けないという気持ちを隠せません。夕方のひと時で31人の署名をいただきました。
その後、若い女性宅へ。先日60歳をわずかに過ぎたばかりのお母さんを亡くされたのです。苦労の連続の彼女は、夫と別れ2人の子供を育てています。そして、病気を抱えたお母さんの入退院を繰り返す看病をしてきました。
そんな中でも、子供さんが小児ぜんそくでしょっちゅう入院をする。ところが、彼女の気持ちは少しもカサカサしてこないのです。私と電話をしている最中にも、子供さんが彼女のそばでぐずることがあります。
病院に行ってお母さんを診ながら子供2人の世話、保育園への送り迎え、買い物、家事……。普通なら疲れて、子供に乱暴な言葉も出ることがあっても仕方ないと思いますが、「うん、うん、待っててね。今電話しているからちょっと待っててね」と、語る言葉の優しさに、彼女の心の大きさをいつも感じていました。
母ひとり子一人だった彼女は、今回喪主として立派に葬儀を終えました。お線香を上げさせていただきながら、若いしかも優しいお母さんのお写真を見ながら「立派なお嬢さんですよ」と心でつぶやきました。
彼女は「皆さんが居てくれたからこうしていられたんだなとつくづく思うんです。だから、まだ母がいないという感じがしなくて、母の写真に『お母さん、ほんとによかったね』って言っているんです」と。
これからも頑張って素敵な子育てを続けていただきたいと心から願うばかりです。
知人が、庭の花を摘んでラップにくるんで持ってきてくださいました。