11月16日付け「神奈川新聞」が掲載した記事を紹介します。
在日米軍再編をめぐり、米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)へ設置される米陸軍第一軍団(米ワシントン州)の改編新司令部「第一軍団前方司令部」が十二月十九日に正式発足する。南関東防衛局が十六日、地元自治体に連絡した。座間市の星野勝司市長は新司令部への反対姿勢を崩しておらず、地元の合意を取り付けないままの発足となる。
米ワシントン州フォートルイスにある第一軍団司令部は、太平洋からインド洋まで管轄。キャンプ座間に設置される同軍団前方司令部は、同基地に移設される陸上自衛隊中央即応集団との相互運用や連携強化を担う在日米軍再編の重要な柱に位置付けられている。(中略)
在日米陸軍は八月末に前方司令部の「移行チーム」を発足させ、人員配置計画などを進めてきた。これまでに同司令部の装備品としてハンビー(多目的軍用車両)やトラックを搬入。防衛省などによると、人員は順次増員し、二〇〇八米会計年度末(〇八年九月)までに、約三百人の司令部要員の配置が完了するとみられる。
キャンプ座間は、国が再編への協力度合いに応じて関係自治体に支給する「再編交付金」の対象施設。十月末に相模原市が交付対象に指定された一方、座間市は外されている。
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