今年3回目になる「米づくり探検隊」。寺田縄の農総研跡地そばの田んぼをお借りして行なっています。9月9日、朝9時半から米づくり体験隊の「稗(ひえ)とり」が行なわれました。今年は、田んぼの草取りが雨のためにできなかったので、みんな久しぶりに顔をそろえたのです。
「稗(ひえ)」を採るといっても、稗がわからないことには始まりません。主催者の「はっぱ会」の方から、子ども連れの若い親子を中心に、詳しく説明。
知っているつもりの私たちも、「コナギ」という植物が黒い種を落とし、はびこっていくことを初めて知って、「ウン、ウン・・」と聞き入っていました。
ひえを採ったあとには、来年の春に咲く「レンゲソウ」の種まきです。若い家族連れにとっては楽しみのひと時。「来年は見に来ないとね!」と話しながら、楽しそうに蒔いていました。
1人ずつに渡されたレンゲソウの種。
田んぼや用水路には、ザリガニがいるいる!子どもたちの多くは入れ物まで持参して、ひえ採りよりザリガニを捕まえることが目的のようでした。田んぼにも用水路にも何十匹といるのには、改めてびっくり。
私が子どもを育てるときにもこの辺にはいっぱいいたけど、今もこんなにいるとは思いませんでした。
恒例の足洗い。来月の収穫を楽しみに、みんな頑張りました。
捕まえたザリガニは、「学校でみんなと飼う」と大切にもって帰る親子、どうしても逃がしてやりたいと泣きながら訴える子、生き物に対する子どもの思いに初めて触れた母親が「へー、やさしいんだね。」と自分の子どもの姿に感心する場面も・・・。
「米づくり体験隊」は、自然の中で様々なことを体験する場となっています。子育てから遠ざかった私たち夫婦も、そんな親子の会話をそばで楽しんできました。