就学援助制度の「新入学用品費」、前倒し支給の補正予算案

　今日から9月議会が始まりました。9月議会には2016年度決算の認定をはじめ、一般会計・特別会計・企業会計の補正予算、市道路線の廃止・認定、旧環境事業センターの煙突解体工事契約、市役所建設に関連した新たな地中障害物撤去工事の契約などが上程されました。

　また、今回の一般会計補正予算には、就学援助を受けている児童生徒の新入学用品費の支給時期の変更および額の変更として、２，４２２万９千円が盛り込まれました。
これは3月議会で就学援助制度の「入学準備金」は、新年度に入ってからでなく入学前に支給するよう求めたところ、「新年度には検討していく」との回答が今回具体化したものです。今回の補正内容は
●これまで中学校の入学用品は、厳しい生活費の中から自費で用意し、入学後に新たに就学援助を申請し、７月頃に受け取るしくみだった。しかし、小学６年生の場合、変更がなければそのまま中学でも支給されることから、卒業を迎える３月に支給する。
●小中学校に入学する準要保護の「新入学用品費」はこれまで小学生は２万４７０円（中学生は２万３，５５０円）だったが、要保護と準要保護の差をなくし、要保護の生徒と同額の４万６００円（中学生は４万７，４００円）を支給する。
●しかし、これまで「卒業アルバム購入費」として８，０００円を支給していたが、これに伴い廃止する。
というものです。
今回は、まだ義務教育前の児童は対象とされていません。小学校入学前の児童にも適用されるよう、他市の状況も見ながら今後も要求していきます。そして、引き続き「社会福祉協議会」の入学準備費用の貸付制度の周知も求めていきます。

※写真

地元の行事「カッパ祭り」で、福祉村の皆さんの手作り作品や地元の方々の写真や手作り品が展示されました。これは七夕祭りでもご披露された「竹取物語」のタペストリー。