4日(金曜日)も平塚駅前で改憲NO!の宣伝行動。
今、1947年(昭和22年)8月に当時の文部省が発行した中学校1年生用社会科の教科書「あたらしい憲法のはなし」を読み返しています。「国際平和主義を忘れて、自分の国のことばかり考えていたのでとうとう戦争を始めてしまったのです。大勢の意見で物事を決めていく、それが民主主義のやり方です。これがあたらしい憲法の根本になっています。皆さんはこれをはっきりと、しかも正しく知っておかなければなりません。」と語り、「戦争の放棄」では、「けっして二度と戦争をしないように2つのことを決めました。戦争するためのものは持たない、軍隊も持たないということです。しかし、みなさんは決して心細く思うことはありません。日本は正しいことをほかの国より先に行なったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません。」と綴っています。
「こんどのあたらしい憲法は、日本国民がじぶんでつくったもので、日本国民ぜんたいの意見で自由に作られたものです。」と語り、「昭和21年4月10日に総選挙が行われ、あたらしい国民の代表がえらばれて、その人々がこの憲法をつくったのです。」と文部省がはっきりと教科書に書いています。
しかし、この社会科の教科書「あたらしい憲法のはなし」は、1952年4月からぷっつりと姿を消し、1955年にこの憲法を変えることを「党是」とする自民党が作られたのです。
やはり、憲法をつくった時の国民の総意はどこにあったのか、原点に返るべきです。