12日夕方、今年も総合公園の大池周辺で、「市民平和の夕べ」が行われました。市内の高校生合唱部によるコーラスが続いたあと、市長がこの事業に対する思いを挨拶として語られ、灯ろうを池に流されました。灯ろうには1人1人の思いをかき込むようになっていて、市民の方々は「家内安全」や健康を願う人、戦争のない世の中を願う思いなどを書きこんだ灯ろうを次々と流していきました。毎年好評のすいとんの試食会、折り鶴つくり、平和のアニメ映画上映、マザー・アースのライトアップ、核兵器をなくす平和署名などが行われ、多くの家族連れが参加されました。ふと気づくと、目の前に孫の姿も・・。
すいとんは人気で、灯ろうを流したらすいとんをいただき、それから次の所に進むというのが多くの参加者の流れになっています。折り鶴は折った人が次々と板に張り合わせ素晴らしい折り鶴パネルが出来上がりました。このパネルのデザインも公募の中から選ばれています。実行委員の方は「応募してくれたものはどれも採用したい。1つを選ぶのは忍びない。」と・・。温かい実行委員の思いの中で平和事業が行なわれているのを実感します。
アニメ映画は、子どもだけでなく大人の方にも人気です。悲惨な戦争の実態を語り継ぐためにと、毎年とてもいい映画が上映されています。
また、今年は皆さんの灯ろうが「I love peace」の 文字の前にうまく流れつき、とてもインスタ映えする光景となりました。(灯ろうは池の中に浮かべられるため、職員の方が櫂(かい)のようなもので小さな波をつくって少しづつ流しています。それが今年はとても上手く1カ所に集まってくれたのです。)
この事業は平塚空襲に遭った市として、市と市民の協働で毎年行われており、多くの市民の方々に参加していただきたい平和事業の一つです。