ここの所、次々とご相談をいただいています。その中で特に気になっているのは、需要の高まりの中で次々と進出している「有料老人ホーム」の質の問題があります。今家族を特養に入れたくても介護度3以上でなくては入れず、しかも空くのを何年も待っている状況です。そこでやむなく有料老人ホームを探す、しかし月に20万円以上かかるところにはとても入れられない。そこで最近もっと安価で入れる有料老人ホームができてきて「良かった!ここなら何とか支払いも続けられる」と、私も何人もの喜びの声を聞いてきました。
ところが最近、一部で様々な問題が起こっているようです。
長年家族のため、世の中のために頑張って来た高齢者が、動き回らないようにと薬でもうろうとして、笑顔が消え、言葉の暴力を受けて生活・・。自分の親にこんな老後を送らせていいでしょうか。
小規模の施設では、職員は資格がなくても可。献立もなく店屋物を取って食べさせても可。そうした中で質の向上は施設に任され、日々の運営に追われてしっかりとした研修も受けさせていないのが実態です。介護とは、人権とはの基礎が危うい施設について、今、市や県にも相談し、行政も改善に向け動いています。