昨年暮れに共産党市議団が行なった「市民アンケート」には約1200通のご意見、ご要望が寄せられました。いま一つ一つ対応させていただいております。今回は平塚駅周辺のバリアフリーについて。近年では障がいを持った方だけでなく、老老介護の方が車いすを押すことも多くなりました。私たちの感覚でいう「なだらかな道」が、車いすの人にとって、また車いすを押す人にとって、本当に「なだらか」で「バリアフリー」なのかを検証しました。社会福祉協議会から車いすをお借りし、最初に担当の二見氏から基礎知識を教わってからの実施となりました。
確かになだらかであっても、人を乗せた車いすを思った方向に進めるには大変な力が必要であること。
ファーストキッチンの前から駅に行くなだらかな歩道が、重い方を乗せていくと「心臓やぶりの坂道」となることを実感しました。
また、自分が運転してみて、多くの歩道が雨が流れやすいように道路側に傾いていることを顕著に感じます。そのわずかな傾斜がうっかり力を緩めると車道めがけて走ってしまうことにも・・。北口から駅に上るエレベーターが設置されていない現在、西口まで車いすで行かなくてはならない辛さは、頭で考えている何倍もの辛さであることを知らされました。
口で言うだけの「バリアフリー」であってはならないと。ご協力していただいた皆さん、ありがとうございました。