先日「今度ねぇ、自分の本を置いている文庫を見たいの。」と電話がかかってきました。中田幸平さんは若いころ劇団に所属して、時代考証、小道具の作成、衣装縫製などをやる傍ら、子どもたちが自然の中で遊んだ遊具(オモチャ)の作り方・遊び方を本にしてきました。ご自身の本と秘蔵書が、平塚市中央図書館の3階に「中田文庫」として並んでいます。今まで恥ずかしさもあってか、あまり訪ねてなかったようですが、「行きたい」とのリクエスト。
日程を調整して、図書館に出かけてきました。93歳になった中田さんは車いす。私の軽自動車に車いすを乗せて、いざ出発。普段、有料老人ホームにお住まいなので、外出となると「それでね、ラーメンも食べたいな。」と。希望が叶い、図書館に寄贈する時に関わって下さった司書のかたにも逢えて、上機嫌の外出となりました。