生活保護を申請すると、生活福祉課では申請者の親族に援助ができないかどうかを確認する「扶養照会」というのがあります。
今、厚生労働省では申請者が「照会をしないでほしい」と求めた場合はその人の意向を尊重するよう求める通知を自治体に出しています。しかし、それぞれの自治体では「扶養照会」は本人が拒否しない限り、3親等の親族に連絡が行くように詳しく聞き取りが行われます。
今回、私が立ち会った申請者は「何十年もあっていない親族に生活保護を受けると言われるのは、あんまり・・。」と口ごもりました。これまでの経過を聞くとその心情は十分理解できるものです。「いやであれば、連絡をしないで欲しい旨をちゃんと言っていいんですよ」と告げました。
申請の相談に立ち会った職員に「今、国はそういう方向ですし、他の自治体でもやっていますよね」というと、「その旨を上司に伝えます」と答えました。
申請者の意思がしっかり尊重される運営を期待します。
花は八重のドクダミ。昨年頂いた鉢植えが今年も咲いてくれました。