「平塚市高等学校等就学支援金」の見直しが発表されました。
高校の授業料が無償化されたとはいえ、実際には様々な費用がかかることから平塚市では「就学支援金」を継続しています。
中学3年生の時に申し込み受理されると、高校に入ってから毎月7000円、年間8万4千円が支給されます。
令和3年度は85人枠で募集しましたが、申し込んだ生徒は62人だったといいます。こんなご時世だからもっと多くの生徒が申し込むと思っていたのに、近年の傾向では募集より少ないのです。なんで? その原因が何なのか学務課とも話してきました。
そうしたら、その原因は「成績要件」だったというわけです。高校に合格すれば必然的にお金がかかる。中学校での成績がどうであれ、高校に入ったからには「お金」が原因で退学する子を出してはならない! そのための制度ですから。
そうしたらすでに「成績要件」をなくしていた自治体のほうが多かった!他市の実態をもっと早くに調べるべきでした。ようやく1歩前進。もっと応募できる生徒が増える!と思いきや。
この事業に平塚市が当てている予算は40人分の約1000万円(84000円×40人×1年生から3年生までの分)。
これまで募集が多かったのは、市民の方からいただいたご寄付があったためなのです。そのお金が年々減少してきたので、徐々に減らしていくという。
しかも、所得要件も厳しくするという今回の通知。”(-“”-)”
この制度の主旨を根本から考え直し、「未来あるこどもを家計の犠牲にさせない」施策を作っていかなくてはなりません。