松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム • 活動ファイル

医師との会話が良い薬

2023年9月2日

9月議会が始まり、質問原稿書きに必死になっているときにも相談者から電話が来ます。日程を決めて会う人と、「この人」から連絡が来たら行くしかないという場合があります。こんな時に「この人」から来た。

この人は、引きこもりの1人暮らしの若い男性。様子を見に行っても出たくないときは玄関を開けない。しかし、切羽詰まると電話してくるのです。ある症状に苦しみ、病院に行ってみるが「何でもない」と帰されるというのです。これまで何度も私の同行を拒否していましたが、今度こそ一緒に病院に行こうと強行突破。初めて彼を外に出せた瞬間です。

 きっと症状について説明不足の為、帰されていたのでは?と気になっていたので、一緒に診察室へ行き、症状を説明する。検査のために彼が別室に行ったとき、医師にこれまでの状況も説明し、その後退出して待合室で診察が終わるのを待っていました。すると、その間、その医師と何やらとても軽快に会話している声が聞こえてくるではありませんか!「彼が楽しそうな声で話している!」これが何よりの薬、私の方が嬉しくなりました。

とても彼の気持ちをやわらげてくださったのでしょう。次の診察の予約を入れ、帰りに「楽しそうな話声が聞こえたよ!いい先生だね。きっと気が合うのかもね。」というと、「あんな風に人と話したの久しぶりですよ」と・・。

帰りに食料品を一緒に買うと、大好きだという「納豆」を2パック(6個)購入!「食べられない」と繰り返していた彼に食欲が出てきたらしい!!

その後、何の連絡もありません。きっと心が安定しているのかも。

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