松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム • 活動ファイル • 議会の取り組み

八戸の活気に驚いた!

2023年10月13日

昨日の朝、ホテルから会場に向かう前に高山議員との待ち合わせまで時間があったので、ちょっと散歩をしていたら、犬を連れた初老の男性に会った。犬の話やそばにある結婚式場の話のあと「どこから来たの?」「八戸はどう?」「青森は津軽と南部に分かれていてね・・」と色々話好きのよう。会場に出かけるときには「どうか、八戸のいいところを見てってください!」と送り出してくださった。

会場での講演で八戸市の熊谷市長は、八戸市の文化・芸術・スポーツについて熱く語られた。お昼休憩には、八戸市内27の町内会が競って出している山車が八戸公会堂前に現れ披露された。素晴らしい手の込んだ山車に1800人の参加者一同夢中で見入った。その時の光景がすでにニュースになっていた。↓

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1655173

午前午後で5人の方の講演をお聞きして4時半過ぎに会場から出ると、再び別の獅子舞の芸が披露された。

夕方、食事に行こうと飲食街を高山氏とぶらぶら歩いていると、ちょっとした広場ではキッチンカーがいて、楽団が演奏している。周りには数十人の観客が拍手を送り、そのために固定された椅子に座って何やら飲んだり食べたりしている。キッチンカーではせんべい汁や、南武せんべいの周りにはみ出したものをちぎって(それが好きという人が多いという)売っていたり、南部せんべいの薄いものに鶏照り焼きとレタスをはさんだり、おにぎりをはさんだりして売っていて、次々と買って食べながら音楽を楽しんでいた。思わず、照り焼きをはさんだせんべいを買って食べた。マヨネーズたっぷりの鶏照りバーガー風でとてもおいしかった。また歩いていると、市長が話された「はっち」というアートプロジェクト(八戸ポータルミュージアムはっち)なのか、街中でとても多くの観客の前で何やら演じ、観客を笑わせていた。

こんな催しが街のあちこちで行われていることに驚いた。

突然、「どこに行くの?」と十字路に立っていた人が声をかけてきた。よく見たら、朝の犬のおじさんだった。久しぶりに飲みたくなって、近くだから歩いてきたという。あまりの偶然に「ご一緒に食事しましょう!」となって、近くのお店に入った。

「今日、全国都市問題会議があるからあちこちであのような芸をやっているの?」と聞くと、「市民はそんな会議があるなんて知らないよ。時々やってるんだ」という。芸をやる人、それを見に来る人たちの日常的な文化の醸成が出来上がっている。市長の講演がよく理解できた。その人は言う。「これもやはり人がどんどん減ってしまい、錆びれてはいけないという策の一つだよ。」と。その意識が全市民に行き渡っているかのように、街全体に活気を感じた。

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