平塚市は、今議会に、今年の10月から65歳を過ぎてから障がい者になった場合、重度障害者医療費助成の対象外とする条例改正を出しました。
平塚市は、平成22年に県が各自治体への補助金をなくしても、ずっと15年間市独自で65歳以降に障がい者になっても、医療費助成をやってきたことは、すごい努力だったと評価します。こんな良いことやっているんだから、もっと自慢すれば良かったのにと思うほどです。
県の補助が打ち切られ、県内ではこの制度を存続している自治体がどんどん減って、今では政令市を除く16市の中では平塚市、藤沢市、小田原市、南足柄市だけとなりました。下は県内の自治体の実施状況です。(この表は、2024年4月時点の実態で、昨年10月から相模原市も65歳からの年齢制限を付けています)
重度障害者医療費助成制度 市町村別一覧(2024年4月1日現在) | 県民の方 お役立ち情報 | いい医療.com
しかし、平塚市は、2月初めに議員に説明をし、わずか1か月で常任委員会での審査という超スピード、市民への説明はと聞くと、「これから誰が障がい者になるかは特定できないので、説明はしていない」としています。もう多くの自治体がやめているからとは言え、せっかく15年間続けてきた市の功績が、最後のやり方1つで、不満を残して終わることは大変残念に思います。
