月末は、後援会の方々のところに伺い、参議院選挙の結果報告とご挨拶周りであわただしく過ぎました。思うような結果になりませんでしたが、これからも粛々と市民の暮らし最優先の社会を目指して、地道に進んでゆきます。
私たちは市民の暮らしも中小業者の営業もどんどん苦しくなってゆく中、その最大の原因である「消費税を廃止に」「まず5%に戻すこと」を主張してきました。
「消費税をなくしたら、福祉はどうするんだ。今更もうなくせない!」という意見が大半でしたが、運動を続けて20年以上。
今、「消費税廃止」はいくつもの政党が言い出し、「できっこない」問題ではなくなりました。それは、「消費税」が、低所得者ほど税負担が高くなる逆進性にあるからです。消費税が始まってすでに30年以上たちました。
その間、3%→5%→8%→10%と、消費税をどんどん上げ、それによって増えた分を大企業減税に回してきた。その結果、国民生活はどんどん厳しくなり、「30年間成長しない日本」、「失われた30年」と言われています。
いま、この悪政を断ち切らなくては!という思いがこの参院選で明らかになった。消費税がどう使われてきたか、国民が疲弊する中で誰が得をしたのかがわかってきたからだと思います。
今度は「大企業がため込んだ内部留保」が焦点にならざるを得ないでしょう。「誰がそんな力があるんだ。自民党は言えないだろ!」という声を聴きました。失われた30年が、40年50年と続いてもいいのか、です。先進国の中で「生きてくのがやっと」の国民を作った反面、内部留保は30年間で200兆円→600兆円になった大企業。国民生活を守るには、ここに手を付ける以外ないのではないでしょうか。
暑い毎日ですが、これからも地域を回って、声を聴いていきたいと思います。
