「動物の愛護及び管理に関する法律」が9月1日から改正されます。
毎年、全国の自治体に「もう高齢で飼えない」「野良猫が居て迷惑している」など、人間がかつてはかわいがって育てていたのに、何かしらの理由で「動物保護センター」や保健所に持ち込まれる動物が後を絶ちません。
2011年度に自治体に持ち込まれた動物の数は22万1千頭。そのうち17万頭が殺処分されています。
今回の改正は、安易に動物を飼って、いらないからと飼養放棄(野良)や殺処分をさせないためのものといいます。
これからは、動物保護センターには身勝手な飼養放棄を理由に持ち込むことは出来なくなります。
飼うなら最後まで愛情と責任をもって飼うこと、どうしても飼えない場合は自分で引き取り先を探すことが求められます。また、動物虐待や放棄(捨て猫など)も重い処罰になりました。
神奈川県には政令市などを除く自治体で、飼えなくなった動物を引き取る「動物保護センター」が平塚市土屋にあります。これまでは「見るのはつらい・・・」と、訪れたことはなかったのですが、神奈川県の殺処分の実態が気になって、28日に訪ねてきました。
ここでは、平成15年度には犬688頭、ネコ3022匹が殺処分されたといいますが、近年どんどん減って(犬の放し飼い禁止などもあり)、2012年度は犬70頭、ネコ930匹とのこと。それでも多く、心が痛みます。
このセンターでは、かわいい犬や猫が、どこかの家庭に行ける日を待っていました。専門の職員が大事に育てているので、人なつこく、とってもかわいいんです。
下をクリックすると、犬やネコが居なくなったときに、収容されていれば写真が出ますし、ネコの命を救うためにも「飼いたい」方は、是非こちらをご覧ください!(開いたページから、見たいところに再度クリックして下さい)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f80192/p91923.html
引き取られた犬や猫が愛らしい顔で見ていました。猫も金網から指を入れると「ぺロぺロ」となめたり頬ずりしたり・・。なんとか、この子たちの命を守ってあげたい。