10日に渡辺敏光議員は「決算の認定について」を質問しました。渡辺議員の決算の分析はいつも「楽しみ」の一つです。湘南ケーブルネットワーク(SCN)でご覧になった方、いかがだったでしょうか。
翌11日は、私の質問日でした。
1 「平塚市の市営住宅施策」
平塚市の市営住宅の「政策的空家」に対する考え方や、市営住宅が指定管理者制度を導入し契約の最終年度を迎えた今の評価など
2 「社会保障制度改革推進法によって介護保険制度は」として、介護保険制度の改定についての市の考え方を聞きました。
私の方は、思った回答を引き出せませんでしたが、「政策的空家」に対する考え方を問いました。政策的空家」というのは、もう取り壊すから、居なくなっても次の人は募集しないという住宅です。
だから、どんどん過疎になり、高齢化していきます。60歳以下はほんのわずか、ほとんどが超高齢者や障がいを持った方々となり、世帯数も全体の3分の2になりました。
中層・高層住宅ならこんな問題は起こりませんが、そこはテラスハウスですから、1軒が居なくなったら、その家の玄関部分の草とりから、敷地全体の維持管理を、残った人でやらなくてはならないのです。その上、もう次の人を入れないからと、修繕をきちっとしてくれない。シミだらけの天井、ひびが入って水が漏る台所、ぼろぼろの玄関ドア・・・。
しかし、市営住宅の「家賃基準」は、修繕するのが当たり前の設定ですから、新築住宅でも政策的空家の対象住宅でも、地域が同じなら、経年係数などが少々変わる程度で、金額は大きく変わりません。誰だってきれいな住宅、当たり前の住宅に住みたいです。「政策的空家」を望んで入ったのではなく、市の政策です。
「公営住宅法」の基準で、家賃に差がつかないなら、市は特別に減免などの措置をとるべきだと、訴えました。公営住宅法でも考えもしなかった「ひどい住宅」ということなのでしょうか。人権問題だと思います。