戦後間もない昭和26年3月の平塚市広報。「民主社会」「地方自治」という言葉を惜しげなく使った平塚市の広報は、民主主義が大手を振って歩きだした高揚感にあふれています。
私たちは、戦後の憲法に裏打ちされた平和と民主主義の道を歩み始めた当時の新鮮な思いを、広報ひらつかのデジタルアーカイブから学ぶことがとても大切です。以下は広報の記事です。
見出し:「地方選挙が行われる」
2月1日をもって地方選挙の期日が交付され、市議会の議員と市長の選挙は4月23日に、県の議員と県知事の選挙は4月30日に行われることとなった。
民主社会にあっては、すべて政治は我々の選んだ代表者によって行われる。つまり我々は選挙を通じて政治に参加しているのであるからよい政治が行われるか否か、明るい生活をきずけるか、否かは、すべて私たちに与えられた選挙権という尊い権利を自覚して本当に我々のために働いてくれる、すぐれた代表者を選ぶかどうかにかかっているのである。
どんな政治が行われるか、そしてどのような結果を受けとるかはだれの責任でもなく、すべてわれわれの責任なのである。すべての国民が主権者であるということは、ただ法律の上にきめられているだけではだめである。それをわれわれの行動に活かさないといけない。そしてそれを活かす最もよい機会こそ選挙なのである。選挙を通じて主権者の自覚を具体的に活かすことができるのである。
いよいよ地方選挙が近づいてきた
地方自治は民主政治のもとであり、われわれの生活に最も身近にひびく政治なのである。地方自治の歴史の浅い日本にとって、本当に立派な地方自治を打ち立てることは容易ではないが、日本の民主化と発展のためにそれはぜひともやりとげなければならない大きな仕事なのである。そしてその責任は一に地方の住民であるわれわれの肩にかかっているのである。
地方自治を確立するため、われわれの住む郷土を豊かにするため、四月の知事、市長、県、市議会議員の選挙にあたっては情実や買収やおどかしなどの不正にまけず、自分の判断によって立派な代表者を選ぼう。それが日本を県と市を民主化し発展させる近道なのである。


稲にはもう穂が出始めました。
過去に学ぶ 平塚市広報デジタルアーカイブ
2026年8月の6・9行動
年齢相応に・・・

