昭和15年(1940)頃、平塚市相模川の馬入鉄橋の下流付近で砂利採取船による作業中に引き上げられた「鉄舌長鐙(てつしたながあぶみ)」が市の重要文化財に指定されることになったといいます。これは、馬に乗って足を踏ん張る金具です。
平成16年(2004)に老松町の市民から市に寄贈されたもの。この鐙は鎌倉時代のものと判定されており、実際に使われ、かつ特定の地域がわかる「出土」という形で発見されたケースは極めて少なく、全国でも数個しかないと言います。
今回市の指定重要文化財に指定された鐙は、使用しているうちに摩耗し、ちぎれたものではないかと考えられています。今日の教育委員会定例会で報告され、とても興味深く聞きました。
写真は平塚市教育委員会資料。