松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

日本の報道は、再び昔の過ちを繰り返すのか

2014年6月30日

2011年2月27日に放送されたNHKスペシャル「熱狂はこうしてつくられた」は、国民を戦争へと駆り立てていった「日本の報道の責任」を暴きました。しかし、その体質は今も変わっていません。私たちは、もっと報道のあり方に怒るべきではないでしょうか。

政府は集団的自衛権の行使を、多くの国民の反対・怒りを無視して「法律も変えず、解釈改憲」で強行しようとしています。巷には集団的自衛権と個別的自衛権を混同させて、国民の危機感をあおり、「中国が攻めてきたらどうする」「韓国や北朝鮮が攻めてきたら・・・!」といっていますが、そんな最中、米中ではこんなことが!

報道はなぜこうした動きを報道しないのか、なぜ日本政府の言っている矛盾を指摘しないのか。こうした世界の動きを見れば、憲法解釈まで変えて、海外に武力で出ていける国にしなくてはならない意味は何か、日本政府が国民にあおっている危機感はどこから来ているのかです。

単なる安倍政府とアメリカ政府のなあなあの取り決めに国民を巻き込んでいるだけではないのでしょうか。いま日本の歩む大きな分岐点!報道はしっかり国民に判断材料を投げかけるべきではないでしょうか。

Shoichiro Ikenaga のFB6月28日付けを紹介。↓

集団的自衛権行使容認のバカ騒ぎの最中に米中共同軍事演習が行われている矛盾

天木 直人 | 外交評論家
2014年6月28日 17時35分

日本のメディアはいまのところどこも報じていないが、今日(6月27日)からハワイ沖でRIMPAC(環太平洋 軍事演習ー2014 23か国 25000人参加。中国初参加で海軍4隻 1100人参加)が始まったという。
これは 中国海軍にとっては画期的Eventだ。
なにせ主力艦艇は星条旗と五星旗をともに掲げている訳だから。
つまり集団的自衛権とやらに日本中がうつつ抜かしている時、星条旗 五星旗共に掲げた最新鋭艦艇がかなりの期間にわたってハワイベース に太平洋で軍事演習繰り広げるということであり、中国CCTVはこれを”中米保持交流有助関係穏定” と報じている。
なぜ日本のメディアはこれを報じないのか。
日本と言う国は、ひょっとしたら国全体がおかしくなってしまっているのかもしれない(了)

天木 直人
外交評論家

2003年、当時の小泉首相に「米国のイラク攻撃を支持してはいけない」と進言して外務省を解雇された反骨の元外交官。以来インターネットを中心に評論活動をはじめ、反権力、平和外交、脱官僚支配、判官びいきの立場に立って、メディアが書かない真実を発信しています。主な著書に「さらば外務省!」(講談社)、「さらば日米同盟!」(講談社)、「アメリカの不正義」(展望社)、「マンデラの南アフリカ」(展望社)。

写真注
2014年06月23日. 中国海軍は米軍の主導で今月下旬に始まる環太平洋合同演習(リムパック)に駆逐艦や補給艦など計4隻の艦船を派遣し、同演習に初めて参加する。


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