6月議会が終わり、ようやく滞っていた議員団ニュースの掲載が追いつきました。議員団ニュースは毎週3人の議員で順番に作成していますが、様々な行事の都合で交代することもあります。
6月議会では全国で「集団的自衛権行使」に反対の意見書、または慎重に審議することを求める意見書を国に上げる動きが活発化しました。 平塚市でも「慎重に審議することを求める意見書」を上げるべく取り組みましたが、議会として意見書を上げるには至れず、議員有志で取り組むこととなりました。
議会では、政府が行うことに対し批判的、または慎重審議を求める意見書を出すとなると、色んな意見や思いが絡み合って難しい取り組みではありますが、だからこそ、合意がとれ議会として1つの意見書としてまとめ上げ、提出する意義は非常に大きいと感じています。多くの議会がそうした努力の末、意見書を提出したことに敬意を表するとともに、私たちも一つ一つ努力を重ねていきたいと思います。
今週の議員団ニュースには、平塚市の不登校の児童生徒の状況をお示ししました。
いま、不登校、引きこもりの問題は深刻です。フェイスブックで、不登校、引きこもりの当事者たちが創った本ができたことを知り、早速数冊取り寄せ、読んでみました。様々なきっかけがあり、それを契機に外に出ていけなくなる。つい、支援する側は一刻も早く元の生活ができるようにと考えてしまうけれど、じっくり向き合う人と、時間と、心許せる空間が必要だということ。そして焦らず、「今、何だったらできそうかな」というところからはじめることだと言います。
平塚市でも、不登校・ひきこもりの人は着実に増え、親が高齢化するとともに将来の生活への不安は深刻です。その家族が背負うには余りにも大きすぎ、自治体と一緒になった社会的支援が必要だと感じています。現在平塚市では、学校卒業後の人が対象となると産業振興部が所管になっています。しかし、私は「まず、働く場さがし」ではないと感じています。