(26日、地域の仲間と親睦を兼ねて江の島水族館に。クラゲの種類の多いのに感動)
12月議会初日 昨年度決算の態度表明
12月議会初日には、10月に行った「平成22年度決算特別委員会」での内容に対し、賛否の態度表明が行われることになっています。ところが、前年度に公共施設の窓ガラスの修理を行った代金が未払いのままだったということが11月に入ってから発覚しました。急遽、24日と25日(定例会初日)の2日間、朝9時から議運が開かれ、どう取り扱うかの議論が行われました。
共産党議員団と多くの会派は「決算特別委員会での審議と、今回の事件とは切り離し、当日に臨むべきだ。今回の不祥事に対しては、議会の冒頭に、市長から今回こうなった経過と今後の対策をしっかりと述べていただくと共に、市民の方々に謝罪すべきだ」ということで合意し、議会が運営されました。
H22年度決算に対しては、全会一致で賛成し、わが会派からは渡辺団長が意見を付して賛成の討論を行いました。
平塚市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
今回の条例改正は40代50代の市職員の給与を0.12%削減する、期末手当・勤勉手当は据え置きにするという内容がおもなものでした。公務員の給与は人事院勧告によって調整されることになっていますが、今回の内容は、非常に安易に民間格差をことさら強調しています。しかし、民間事業所が今年ベースダウンを実施したのはわずか0.5%です。しかも人事院勧告によって公務員給与は3年連続引き下げられ、期末手当等は民間に合わせ0.05カ月引き上げられるはずのものが「据え置き」となったのです。「据え置き」といえば、良い方と思いやすいですが、上がるべきものが据え置きなのです。
今の時点だけを見た給与削減は問題
人事院は、年齢が高い職員の給与が民間より高いことを挙げています。確かに今の給与表は50歳代は民間を上回っていますが、40歳代の下の年齢層では民間を下回っており、今回の削減案は、官民の給与差がない職員の給与まで減額することになります。公務員の給与は、若年層は民間より低い給与を受ける構造になっており、今回削減される年齢層の人たちは長年辛抱してきて、ここでようやく上がってきたわけで、官民格差の解消を目的に過去の手当てもないまま、「民間と比べて高い」では到底認められないことです。
いつも災害が起これば、矢面に立って働く公務員
阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災・・・、日頃の台風接近では職場待機・・。常に公務員は、災害時には市民の生命と財産を守るために先頭に立ち、不眠不休で働いていることを考えた時、単純に現在の一部の年齢を限定した狙い撃ちの給与削減は、あまりにも乱暴です。
私達共産党議員団は、こうした理由で今条例改正案には反対をし、討論を行いました。
しかし、共産党議員団以外は全員賛成で「条例案」は可決してしまいました。議場の後ろから「共産党は何でも反対だ」というような言葉を発する議員がいました。「なんでも・・・」なのか、皆さんにお聞きしたい。
議会活性化検討委員会で・・
議会終了後開かれた「議会活性化検討委員会」において、前回の宿題であった「この会議に無所属議員も参加できるようにしては?」という提案に対し、今回は各会派の意見を出し合う日でした。
★無所属議員の中で希望する人は出られるようにしていいのではないか。
★会派制を敷いており、無所属といっても4人いるので、無所属として代表を出してはどうか。
★「議会の活性化」を議題とする会議であり、議員がそれぞれ参加できることが本来の会議だと思う。しかし、会派制をしいているので、会派からは代表、無所属はそれぞれから出るというのはどうか。
★今までのやり方の中で、どうしても多くの議員の意見を聞きたいという議題など、場によって参加できるようにしてはどうか。
★今、無所属議員を入れるかどうするかを話し合う時ではなく、もっと議会改革を議論すべきだ。
など意見が出されました。しかし、4人の無所属議員はそれぞれ思いが違うから所属しないのに「代表」を出せるのか疑問があり、「ここで私達だけで決めていいのか。今傍聴されている無所属議員に意見を聞きたい」と発言し、委員長が各議員(その場には3人)に聞いたところ、1人以外は積極的に「出る意思はない」ということが判明。これから今回出席していない議員の意向も聞いていく予定。
「無所属議員も一緒に議論の場へ」と提案した委員も、この結果には驚いたのではないでしょうか・・。まずは議会活性化検討委員会のメンバーをどうするか、はっきりさせてから議論に入ろうということになり散会しました。