松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

なくせ原発シンポジウム 大盛況に終わる

2011年12月11日

なくせ原発 海に浮かぶ2つの原子炉―原子力空母はいらない12.10シンポジウム 会場も実行委員室もいっぱいで傾聴

今日、午後1:30から平塚市民センターで開催された「なくせ原発 海に浮かぶ2つの原子炉―原子力空母はいらない12.10シンポジウム」では、地元の落合克宏平塚市長が登壇され、超満員の参加者に歓迎のあいさつをされました。「原発はもろ刃の刃ともいえる。様々な考えかたがあろうかと思うが、きょうは、福島大学副学長 清水修二先生など素晴らしい方々がお話をされる。シンポジウムを通して原子力、放射能とどのように向き合うか、原子力に依存しない社会をどのように構築していくか議論を深めていただければ幸いです」と述べられ、坂本孝也二宮町長、冨田幸宏湯河原町長、清川村大矢明夫村長からのメッセージも寄せられました。

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清水先生からは福島の現状を報告されるとともに、原発は地方の疲弊した経済格差をうまく利用して多額の財政支援で危険を売ってきた経過や、被災したことによって住民に何が起こっているか、住民の心の問題などが報告されました。

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その後のシンポジウムでは、コーディネーターのかもい洋子さん、パネラーの元香川大学教授で元地震予知連絡会委員の水野浩雄氏 、弁護士:呉東正彦氏、日本共産党衆議院議員 吉井英勝氏がそれぞれの立場から報告や考え方が示されました。原子力潜水艦(空母)と原子力発電所の放射性物質の種類・規模は、圧縮度合、交換年数、ウランの濃度などに大きな違いがあり、原子力空母は、原発と比べても非常に危険であること。しかし、「米国が安全といっている」という一言で政府は全く手が出せないでいる現状が報告されました。

原子力は危険が伴うため、都市部には置かないことが原則となっている(この表現自体納得いかないですが)にもかかわらず、「原子力空母」という危険極まりないものが首都圏におかれている現実をどう見るか・・これが問われるものでした。

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横須賀の原子力空母に万が一のことがあれば、初めに清水先生が話された管前総理大臣の言葉(上の写真のパネルの文)が、そのままあてはまるのです。そんな危険なものを置いてあげ、何かあったら日本の政府が住民に補償する。空母は戦闘のためのものです。相手国から空爆という事態が起こったら、自然災害で起こる事故とは比較にならない爆破が起こるわけです。そうした他国の怪物を日本の大都会に置いてやっている、何かあったら日本が責任をとる・・・。知れば知るほど、恐ろしい。なぜここまでアメリカに従属しなければならないのかと思うと、その根っこにある「安保条約」に対し、全国民がもっと関心を持ち何がそうさせているのかを知らなくてはならないのではないか、そこに行きつくと痛感しました。

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参加者は熱心に資料を見、質問箱には多くの質問が出され、パネラーも時間が許す限り答えていました。帰りには、ご婦人が「私、こういうのはよく寝ちゃうんだけど、今日は全然寝ないで、しっかり聞きましたよ。勉強になりました。」と感想を語って行かれました。


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