17日は阪神淡路大震災からちょうど20年がたった日というので、神戸では、地震が起こった朝の5時46分に合わせ、多くの方々が追悼をしている姿がテレビでも映し出されました。
NHKで中継をやっていたので見ていたら「神奈川県から足を運んでくださった方がいます。」と紹介されたのは何と!松平晃さん。(よく、私たちがやっているうたごえ喫茶にも来てくださいます。)
慌ててカメラをとりに行っていたら、街の明かりに向かって追悼のトランペットを吹いている後ろ姿になってしまいました。松平さんは、いつも全国で災害にあった方々、企業による不当労働行為で苦しむ人たちなど、弱者の応援に駆け回っておられ頭が下がります。
被災者の方々の地震に対する警戒心、心身への被害、親族をなくした喪失感、悲哀・・。あれから「20年」と言われるとずいぶん前のように聞こえますが、みんなの心に焼き付いて忘れることなどできない「ついこの前」の出来事です。
それと同様に、「戦後70年」というと多くの経験者がいなくなり、大昔のように思われますが、第二次世界大戦でアジアでは3000万人、日本国民では310万人が犠牲になった「あの戦争」は決して大昔ではないという…ことを改めて感じています。広島・長崎で原爆が落とされ多くの犠牲者が出て、今でも被爆2世・3世の方々が健康被害やその不安にさいなまれています。
二度とあってはならないことは「決して過去の問題にしてはならない」し、そのことを「国」として国民に戒め、国として「二度と起こらない対策」をとらなくてはならない問題だとつくづく思いました。