ツインシティ整備計画については、この間平塚市議会で推進・慎重の両方から多くの議員が取り上げ、質問をしてきました。私たち共産党市議団も、ずっと「住民が望むまちづくり」が基本であることを言ってきました。
しかし、これまで大神地区の土地区画整理事業を組合施行で実施することを前提にことを進めていたため、それに慎重な態度をとっている住民には説明会から締め出すなど、住民を分断するやりかたが続き、一部の住民からは強い反発の声が上がっていました。私たちは、これでは住民が望むまちなどできないと市の対応を批判してきました。
実は、平塚市が組合施行で行っている事業で、平成6年から6年間の予定の「真田特定土地区画整理事業」は、いまだに実質的な終結を見ることができずにいるのです。住民の3分の2が賛成したら「組合」は設立できますが、3分の1が反対しているということは、「土地を売り終わって完成」ですから、予定はどれだけ伸びるかわからない・・。その間に地価は下落・・。最終的に土地が売れず、負債だけが残るーーこうした「組合施行による土地区画整理事業」は全国でいっぱいあります。真田でも最終的に地権者が負債を抱え、裁判まで起こしています。しかし、最終的な責任は「組合」にあるーーとして、市は、それ以上の補助はできないという結論を出しました。
私たちは、今度のツインシティもその轍を踏む。最初に計画を持ちかけるのは市であり、最後まで市が責任を持って終結すべきだと主張しましたが、「組合側にもリスクがあることは承知していただいている」として、組合設立に突き進んできたのです。
いよいよ大神地区土地区画整理組合が設立
1月9日、組合設立準備会は3分の2の同意を得られたとして、組合設立認可の手続きに入ると報道しました。
しかし、神奈川県は「新幹線新駅ができて完成」としています。住民は本当に駅がほしいのか?はじめから、住民の思いとはかけ離れたところで操られながらまちづくりが進もうとしているとしか言えません。
これから益々財政が厳しくなると言って、やってほしいこともやらずにいる平塚市。人口減少社会に向かうというときに、巨額の費用をかけて田畑をつぶして「まち」をつくって誰が住むの?平塚駅周辺のまちはガラガラでいいの?住民も分断している今、ぜひ、全市民が「本当に必要なのはどういうまちか」を考えてほしいと思い、下のニュースを全戸配布しています。