先日、会派代表者会議があり、3月議会の議案説明がありました。その後、定例行政報告会で、21項目に及ぶ条例改正や、新たな実施計画などの説明がありました。その中にはこれから行うパブリックコメントの内容から、3月議会に上程する内容まで含み、大変重い中身です。
さらに国の地域住民生活等緊急支援のための交付金が措置されることになり、平塚市には2億5千万円交付されます。そのうちの1億6,700万円はプレミアム商品券に使うようにとされています。アベノミクスの大失敗の上塗り・・。国が出すというものを「断る理由はない」と全国で受け取るでしょうが、総額4200億円がこんな使われ方で消えていくのかと思うと、情けなくなります。
平塚市でも、何度かプレミアム商品券の発行をやってきました。平成21年度実施した商品券のプレミアム分は5000万円、昨年の消費税増税時に、「緊急経済対策」としてやった時はプレミアム分は4000万円でした。それらと比較しても、1億6700万円がいかに大きな額か!
これだけのお金を生きた施策に使ったら、どんなに多くの人が助かることか。ところが、国はそんな大金を「一気に使え」というのです。こんな一時的なバラマキを奨励するより、もっと地域全体が活性化する持続的な支援策に使うべきではないでしょうか。地方創生と言いながら、結局2億5千万円という大金の3分の2(1億6,700万円)は、国が使い方を決めていることに腹立たしさを覚えます。
(絵:岡部有克氏)