14日、国民救援会の県央支部大会があり参加してきました。
罷免事件の学習会で、「布川事件」の元被告桜井昌司さんのお話と訴えがあり、冤罪の泥沼を改めて知りました。冤罪で捕まったのに、29年間も収監されてしまった桜井さん。捕まったとき、「やっていない」と本当のことを主張したのに、警察は強盗犯人に仕立て上げるために、ポリグラフ検査で「嘘」と出たと告げ、桜井さんを精神的に混乱させ、追い込み、うその自白を延々と迫り、あまりにひどい取り調べに、疲れ果てて「よく調べれば、俺じゃないことがわかるだろう。」と、つい「俺がやりました」と言ってしまった。
それから29年間の留置所での生活は、本当につらいものだったでしょう。しかし、聞く私たちを笑わせたり、彼の母を思う気持ちに泣かされたり、とても感動する内容でした。桜井さんは、「不運だが不幸ではない」といいます。獄中で、自分の無実を信じて外から応援してくれている「国民救援会」の人たちがいることが支えだったと。
仙台・北陵クリニック事件の守大助さんの話も前回聞きしましたが、警察は捕まえたら、無実であっても絶対に犯人に仕立て上げていく。冤罪をなくすため、日々目を配り活動する「国民救援会」の存在の大きさを再認識しました。
最後に桜井さんは自分の生きてきた道を歌にして聞かせてくださり、感動モノでした。
写真は桜井昌司さんと。県央支部長の海老原さんや加藤桝治さん、県の副会長の小池さんもご一緒でした。